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Location:ホーム実験手法別製品・技術情報BIA(生物物理学的相互作用解析)

BIA Symposium 2012
熱い!相互作用解析~
発展しつづけるBiophysical Interaction Analysis

ご参加ありがとうございました!BIA Symposium 2012開催報告

ご講演の様子ポスター発表の様子ポスター発表の様子

近年の創薬研究では、1つの現象を多面的に理解することで、より効率的にドラッグデザインを行うことが求められています。GEヘルスケア・ジャパンでは、Biacore・MicroCalを用いた研究にとどまらず、構造解析や計算科学の専門家にもご協力いただき、研究分野の垣根を越えた“Borderless BIA(Biophysical Interaction Analysis)”を提唱してまいりました。
今年も”Borderless BIA”を加速すべく、より「」分析に力を入れ、相互作用解析自体を「熱く」議論していただく場として、「BIA Symposium 2012 ~熱い!相互作用解析~ 発展しつづけるBiophysical Interaction Analysis」をテーマにお届けいたしました。
企業・アカデミアの最新の動向を、抗体医薬品、低分子医薬品、膜タンパク質研究の3つのテーマにてご紹介し好評をいただきました。現場でご活躍されている方をお招きして、実験のノウハウやコツを発表いただくワークショップにも多数ご参加いただきました。また、今年は、53名の方にポスター発表いただき、活発な意見交換が行われました。
来年も今年と同じくシンポジウム形式で開催予定ですので、ご興味のある方はぜひポスターの準備をお願いします。皆さまのご参加をお待ちしております。

ご講演内容紹介

研究テーマに基づいたご講演
「150℃近くで熱安定な蛋白質の安定化メカニズム」
~一般球状蛋白質の安定化の仕組みとの関連で~
理化学研究所 播磨研究所 上級研究員 油谷 克英 様

蛋白質の安定性の評価の基礎と、蛋白質の立体構造維持のメカニズムについて、PhCutA1蛋白質(超好熱菌由来蛋白質)を用いて、DSC、アミノ酸置換などの実際の研究結果を中心にご紹介いただきました。

 

研究テーマに基づいたご講演
「低分子医薬品研究におけるSPR解析・その役割と実例」
第一三共株式会社 研究開発本部 機能分子第二研究所
副主任研究員 島田 多堅 様

研究初期のヒットバリデーションに焦点を絞り、1)フラグメントスクリーニング、2)Protein-Protein Interface(PPI)阻害剤、3)拮抗様式の解析、4)カイネティクスに着目したスクリーニングの観点から、実例を交えながらご紹介いただきました。

 

研究テーマに基づいたご講演
「Biacore A100キャプチャー法による高親和性モノクローナル抗体の反応速度論的解析」
エーザイ株式会社 KANプロダクトクリエーション部
片山 政彦 様

エーザイ株式会社で実施している、Biacore A100を使用した、初期探索段階からの培養上清を用いたモノクローナル抗体の反応速度論的解析例を詳しくご説明いただきました。

 

研究テーマに基づいたご講演
「Biacoreを用いて選抜された抗体とヒト膜受容体の共結晶構造解析の実際」
千葉大学大学院 理学研究科化学コース 生体構造化学研究室
特任准教授 村田 武士 様

特異的抗体を利用したGPRCの結晶化方法と、その抗体作製段階で得られたGPRCの構造的特徴について、モデルGPCR(ヒトA2aアデノシン受容体)を例に詳しくご説明いただきました。

 

測定・解析手法・サンプル調製を中心としたご講演(ITC)
「「熱」でわかる分子間相互作用」
~等温滴定型熱量計(ITC)による測定と解析の要点~
長岡技術科学大学 生物系
教授 城所 俊一 様

分子間相互作用を「熱」という側面から見る意義とその実際の測定手法としてのITCによる解析、その原理、そこから得られる情報、正しいパラメーターを得るための注意点について、先生の研究対象である低温ショックタンパク質(Cold Shock Protein, CSP)とDNAの結合データを元にお話しいただきました。

 

測定・解析手法・サンプル調製を中心とした講演(Biacore)
「The value of kinetics and kinetics by SPR」
GE Healthcare Life Sciences Research Products
R&D Scientific Market Support Director
Robert Karlsson

Biacoreを用いたカイネティクス解析についての概論、および意義についてご説明し、1:1相互作用以外のモデルについての解析も効果的に実施できることについてご紹介しました。また、カイネティクス解析で得られるパラメーターのメリットを示唆しました。

 

基調講演
「Using Biophysical Tools in Drug Discovery」
AstraZeneca UK Limited Structure & Biophysics, Discovery Sciences
Principal Scientist
Geoffrey Allan Holdgate

創薬開発における「Biophysical methods」を用いた評価の意義とその実際について、測定例を交えながらご講演いただきました。ITC、SPR、Thermofluor、DSC、NMRなどのツールが、タンパク質のクォリティーチェック(QC)、安定性、ポジティブコントロール化合物の評価、フラグメントのスクリーニング、セレクション、キャラクタライズと創薬開発の全般にわたって関わっていることを網羅的にご紹介いただきました。

 

ワークショップ①:抗体医薬品開発
座長:京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 応用生命科学専攻
准教授 織田 昌幸 先生

免疫原性試験に関するご発表:
三菱化学メディエンス株式会社 若林 弘樹 様

Immunogenicity packageによるADA測定が有効であることを前提に、血清に由来する非特異的反応の軽減方法(サンプルの希釈、NaClの添加、固定化量の低減)について検討結果を踏まえてご紹介いただきました。

 

抗体スクリーニングに関する発表:
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 高田 元

イメージングサイトメーター(IN Cell Analyzer 6000)を利用した、抗体ライブラリーの 評価方法を、東京大学 先端科学技術研究センター 分子生物医学 岩代宏子先生ご提供のデータ(膜タンパク質と抗膜タンパク質抗体)を例に、従来のCell ELISA/Flow Cytometerに代わる手法としてご紹介しました。

 

ワークショップ②:低分子医薬品開発
座長:大阪府立大学 理学系研究科 生物科学専攻 生体分子科学分野
教授 藤井 郁雄 先生

ITCを用いた評価に関するご発表:
アステラス製薬株式会社 楠崎 佑子 様

ITC測定の困難な点、注意すべき点について、1)ITCを用いた相互作用解析、2)測定条件を検索する、3)実際にぶつかった問題と苦肉の策、という内容でご自身の経験をまじえご発表いただきました。

 

SPRおよびITCを用いたFBDDの発表:
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 三谷 知也

タンパク質と化合物の競合測定を4通りの手法で比較、検討した結果をご紹介しました。SPR/ITCで得られる結果には相関性があること、測定の目的、用途やサンプルの制約などからの使い分けを実例を示しながらご説明しました。

 

ワークショップ③:膜タンパク質研究関連
座長:北海道大学大学院 薬学研究院 生体分子機能学研究室
教授 前仲 勝実 先生

膜タンパク質の調製に関するご発表:
群馬大学大学院 園山 正史 先生

膜タンパク質の可溶化において、従来の界面活性剤ではなくリン脂質を利用する方法と、通常のリン脂質よりも安定性が高い、フッ素化リン脂質の特性と有用性をご紹介いただきました。

 

膜タンパク質の調製に関するご発表:
九州大学大学院 白石 充典 先生

GPCRの構造解析におけるボトルネック、それを克服するための改変体作製設計・評価までの酵母を利用したプラットフォームと構造解析までを、H1R受容体(ヒスタミン受容体)を例にご紹介いただきました。

 

ワークショップ④:ペプチド・核酸研究関連
座長:鹿児島大学大学院 理工学研究科
生命化学専攻 有機生化学講座 生物化学研究室
教授 伊東 祐二 先生

核酸医薬研究に関するご発表:
東京大学医科学研究所 長門石 暁 先生

ITCによるタンパク質と核酸の相互作用測定について、先生が扱われているTBA(アプタマー)とthrombinを例に、タンパク質-タンパク質相互作用とは違う局面をお話しいただきました。

 

ペプチド医薬研究に関するご発表:
東京大学大学院 後藤 佑樹 先生

non-strand peptideを合成するFIT system (Flexible In-vitro Translation system)と、得られた特殊ペプチドの中から生理活性があるものをどのように迅速に選択するか(RaPID platform technology; Random non-strand Peptide Integrated Discovery)についてお話しいただきました。例としてNAD依存性脱アセチル化酵素群の1つであるSIRT2とその基質の反応を阻害する非天然型ペプチドの探索をご紹介いただきました。

 


開催概要

日時

2012年7月20日(金) 受付 10:00~ 開会 10:30~ 懇親会 17:45~

会場

明治記念館(東京都港区 JR信濃町駅より徒歩3分)

募集定員

300名(先着順)

参加費

無料(事前参加登録制)

プログラム

開始時間
講演会場1
講演会場2
10:00
受付
10:30
開会あいさつ

10:40

研究テーマに基づいたご講演1
150℃近くで熱安定な蛋白質の安定化メカニズム
~一般球状蛋白質の安定化の仕組みとの関連で~

理化学研究所
上級研究員 油谷 克英 先生
研究テーマに基づいたご講演2
低分子医薬品研究におけるSPR解析・その役割と実例
第一三共株式会社 研究開発本部 機能分子第二研究所
副主任研究員 島田 多堅 様
11:30
休憩・移動
11:35 研究テーマに基づいたご講演3
Biacore A100キャプチャー法による高親和性モノクローナル抗体のカイネティクス解析
エーザイ株式会社 KANプロダクトクリエーション部
片山 政彦 様
測定・解析手法・サンプル調製を中心としたご講演1
「熱」でわかる分子間相互作用
~等温滴定型熱量計(ITC)による測定と解析の要点~

長岡技術科学大学 生物系
教授 城所 俊一 先生
12:25
お昼休み(各講演会場にて、お弁当を配布いたします。)
13:20 研究テーマに基づいたご講演4
Biacoreを用いて選抜された抗体とヒト膜受容体の
共結晶構造解析の実際

千葉大学大学院 理学研究科化学コース
生体構造化学研究室
特任准教授 村田 武士 先生
Biacoreに関する測定・解析手法・サンプル調製を中心とした講演2
GE Healthcare Life Sciences Research Products
R&D Scientific Market Support Director
Robert Karlsson
14:10
基調講演
「Using Biophysical Tools in Drug Discovery」
AstraZeneca UK Limited Structure & Biophysics, Discovery Sciences
Principal Scientist
Geoffrey Allan Holdgate
*SPR, ITC, DSCを用いたdrug discoveryのご研究について発表していただきます
15:10
休憩・移動(コーヒーブレイク)
15:25

ワークショップ1:抗体医薬品開発
座長:京都府立大学大学院 生命環境科学研究科
応用生命科学専攻
准教授 織田 昌幸 先生

免疫原性試験に関するご発表:
三菱化学メディエンス株式会社 若林 弘樹 様
抗体スクリーニングに関する発表:
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 高田 元

ワークショップ2:低分子医薬品開発
座長:大阪府立大学 理学系研究科
生物科学専攻 生体分子科学分野
教授 藤井 郁雄 先生

ITCを用いた評価に関するご発表:
アステラス製薬株式会社 楠崎 佑子 様
SPRおよびITCを用いたFBDDの発表:
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 三谷 知也

15:55
休憩・移動
16:00

ワークショップ3:膜タンパク質研究関連
座長:北海道大学大学院 薬学研究院
生体分子機能学研究室
教授 前仲 勝実 先生

膜タンパク質の調製に関するご発表:
群馬大学大学院 園山 正史 先生
膜タンパク質の調製に関するご発表:
九州大学大学院 白石 充典 先生

ワークショップ4:ペプチド・核酸研究関連
座長:鹿児島大学大学院 理工学研究科
生命化学専攻 有機生化学講座 生物化学研究室
教授 伊東 祐二 先生

核酸医薬研究に関するご発表:
東京大学医科学研究所 長門石 暁 先生
ペプチド医薬研究に関するご発表:
東京大学大学院 後藤 佑樹 先生

16:30
休憩・移動
16:45
ポスター発表
17:45
ポスター発表と同会場にて懇親会

PDFBIA Symposium 2012 開催概要およびプログラム詳細

※ プログラムの内容は、変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

本シンポジウムへのお申込み

ポスター発表をご希望の方

規定人数に達したため、本ポスター発表のお申込受付は終了しました。

シンポジウムのみのご参加ご希望の方

規定人数に達したため、本シンポジウムのお申込受付は終了しました。


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